2006年11月アーカイブ

思ふ事・・・

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おかめが 大工の嫁となったのは、13年前。
もう少しで 師走!そんな季節
おかめは2歳になる息子の手をしっかり握り、こぶ付きで転がり込んだのがこのお家
16歳の歳の差、商人の娘が 職人の世界でやって行けるはずがない!
実家の両親には猛反対され、勢いと意地でここまでがむしゃらに走り続けて来た。もう失敗するわけにはいかないから。
背中に息子をくくり付け、自分の居場所を確保するべく必死だったあの頃。懐かしいな〜
可愛い盛りだったはずなのに・・・自分が生きるのに必死で、貴重な幼少期を思いっきり甘えさせてやる事ができなかった愚母。思い出すのは とにかく 手を握っていた事、お母さんより大きいね〜って笑われながらも、ずーっと背中にくくりつけていた事、この子だけは放すまい。そんな思いでがむしゃらに暮らして来たそんな事しか浮かばない。
優はどんな顔をして笑っていたのだろう?決してダダをこねたりせず、聞き分けの良いお母さん思いの優しい子だった
やがて妹が生まれ、息子はお兄ちゃんになった。
妹は自由奔放、その頃私も心に余裕が出来てきてゆとりで娘とは向かい合って来た。
とにかく息子には 強い男になってほしいと願い、自立!そればっか考え甘えさせてあげる事ができなかった。

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ごめんね・・・優。気がつけば お前は大きくなってしまっていたよ〜。もう一度ヨシヨシしたいそう思うけど〜
もう遅いよね・・・。

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息子は競技スキーを真剣にやりたいと言い出し、小学校5年からは 志賀高原まで電車で一人で2時間以上もかけ
道具を担いで行く様になった。
『どうせやるなら 命がけで必死でやって超一流になれ!!』
私達夫婦は 叱咤。叱咤。叱咤。こっちも命がけで お金と労力をつぎ込んで来た。
神様はそんな親子にご褒美をくれる。
目標としていた大会で優勝出来た。コレってホント凄い事!!
このまま行けば 超一流も夢ではないなって浮かれていた親。
だけど、優は 違う事を考えていた。『スキーは辞める!』
まさに青天の霹靂、ショックで心にぽっかりと穴があいてしまった私達。
どうして?なんで???
本人も苦しかっただろうけどわけが知りたくて、ぶつかってみた。悩んだ〜。悩んだ〜。
反抗された。冷めた目で見られた。本当にこの子は自分で産んだ子だろうかと〜気が狂いそうだった。
でも、時って良いもので〜いつの間にか私達もあきらめるって気持ちになれて来た。
自分の人生だもんね!自分で決めて進んで行くのが良いよね。
ずいぶんお前を苦しめてしまいました。ごめんね。
お前と二人三脚で必死にやり続けて来たスキーを通して良い思い沢山させてもらいました。
辛い事苦しい事だらけだったけど、楽しかったです。ありがとう!

今、凄く久しぶりだけど 普通の15歳に戻った優とありきたりの日常を送っています。
コレが、普通だったんだな〜と 気付きました。
ぐうたらも良かろう!いっぱい悩みなさい。早く自立させてしまった分ビタミン愛不足だろうから
これからまたお前の心に貯めて行くから〜両親の愛を感じてほしい。
すぐでなくて良いからね。充電が満杯になったら、歩き始めるんだよ。
お前は 私の宝です。ありがとう!!

素敵なお客様♪

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先日長●様に紹介して頂き、ある方とお逢いした。
これはその方のお宅の床の間に飾られていた『たぬき』である。

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こんな不思議な形の狸は 初めて見た。
何とも愛くるしい表情に一目惚れ。
片意地を張らず いつもまあるく生きなさい!
クビは閉めない様に クビのまわりはゆっくりで
酒は小さく お通い帳は大きく
目は まっすぐ上を観なさい
などなど〜この狸様には私達へ向けての沢山の教えが込められているらしい。
『ふ〜ン』
凄いと思った。
この狸様の様に 深みのある人間になりたいな〜ッて思った。

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そして今日 会社にいたら 素敵なお客様との出会いを頂く。
初めててお目にかかったんだけど、体中から 優しさのあふれるご主人、そして
優しそうでお母さんみたいな奥様。
木が大好きで、家に対する思い入れの素晴らしい方だった。
その方の話〜
富士見の方の神主さんの元へご夫婦が訪ねられ、こう聞いたそうだ。
『家族が 皆健康で 幸せに暮らせる 家を造りたいが どうしたら良いでしょうか?』
「それは、お宮様のお社を造る様な気持ちで 造りなさい!そういう気持ちで造り
出来上がったら、それを頂くと思って暮らせば良い」
良〜く考えないと難しい答えだけど・・・なんか胸に落ちた。
すごい、神主様だな〜と感激した。
家族が健康で幸せに暮らせる家が欲しいとおっしゃるご夫婦も素晴らしいし
その神主様のお言葉も素晴らしい。
人間として、忘れてはならない、凄く大切な事柄を今日のお客様に教えて頂けた事が
ありがたいな〜今日の出会いに感謝!!まだまだ未熟者またお逢いしたいと心から思った。

そして忘れてはいけない事!
私には今 こんなに素敵な家族がいる事
そして、自分のまわりには 沢山の方との日常があって
日々色々教えて頂いている幸せ。
今が人生の華かな〜なんて♥

もっともっと 色んな人と出会って 教えてもらって
味のある 私になりたいな。

遊び心!

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千曲市長●様の玄関できました。
『さて何処が違うでしょう?』
そう質問された私は???
『なんかすっきりした様な気はするけど〜え〜???』
『やだな〜素人は! あのね〜●●●●〜』
あ=!!そうだよね。そこが違うんだ!!
「苦労したんだから、大工の嫁だったら〜ぱっと気付いてもらいたいよね〜』
スンマセン(涙)

いやぁ〜いいわ!!
前も良かったけど、ますます殿のお宅の玄関にふさわしい。
すげ〜なぁ。本職とはいえ、何でもできるんだね!
改めて 皆の腕に 感激!!

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ここは、奥様のお城『キッチン』
新しい梁を入れて天窓を開け、明るく、広々とさせます。
腰板は 見事な杉板が張られるらしい。楽しみだから早く造ってみせてね。

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これは、殿の部屋の敷居
ひのきの敷居の節を ちょっぴり 変えてみちゃったりして〜
ひょうたんを埋め込みました。
節は7つ残しました。
なぜ7つ??
殿の座右の銘が『七転び八起き!』だからだそうです。
へぇ〜こんな所にも、殿と職人のコラボレェ〜ションがあったのですね。
私は あなたたちの 遊び心プラスα(素晴らしい技術)に感謝!!
いや〜良く出来てます。

不思議な ご縁♪

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あれは今年の春だったでしょうか?
我が社の職人が丸太の梁を何本も積んで、ある駐車場に居た時
声をかけられました。
『今時 こんな立派な丸太の梁を使って建てる大工さんがいるのかい?』
『はい!ボクの会社では いつもこんな感じでやってます。コレが普通ですね!』
たいそう驚かれ、会社の名前を聞かれたので、答えました。とのこと。

その方の名前聴いたの???
『いいえ、 品のいい おじいちゃんでした!』

アッそう・・・ご苦労様。
(おい!ダメでしょ。そういうときは何気なく 連絡先や名前聴いておかないと〜
   まあ〜職人には 無理か?=あきらめの気持ち)
『きっと。連絡くれますよ!!』
 (おい!その自信は何処からくるの???)

そうして時は経ち・・
その子の言う事が現実になりました。
木●さま 82歳、ご自身が材木業をかつて営まれてたとの事
お父様の代は ものすごく栄えていて・・

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コレは現在木●様が 住まわれている家。築100年は経ってるな。
そのおじいちゃんは お父様に建てて貰った、現在の住まいが誇りである。
その方は、そうおっしゃっていました。特に気に入っているのは16mの 軒桁!杉材で見事に
まっすぐ。(16mでまっすぐってのが やたら素晴らしいらしい・・・)
親方がやたら感動していたから、これは 凄い事らしい。
んで、我が息子に それと同じ家をおじいちゃんはプレゼントしたい!!
そう言う話。
16mもあるまっすぐな材を探すだけで 現在至難の業らしい。
そして今そんな長い材木を挽いてくれる大きな加工場を持ってる所も探すのは大変らしい。
(今は プレカットが主流!継ぎ手を平気で使うのが当たり前)
とにかくそのおじいちゃんは ご自分の望みを叶えるべく、老体にむち打って
夢の実現に向けて、すべての元気を費やしている。

材は地松で 今はまだ山に生えているが ほぼ決まったらしい。
一本で 目ん玉が飛び出るくらい高いらしい。
おじいちゃんと沢山沢山話させて頂き、色んなドラマがあったけど(それはまた次回話すね)
そのおじいちゃんの 夢の実現へ向けてのお手伝いをさせて頂く業者として。
おじいちゃんの信頼を得る事ができた。ばんざい!!!
新しい息子さんへ送る新居は かつておじいちゃんが父から貰ったのと同じ間取り。
お風呂やお勝手は 広さは昔並みなので 主婦としては物足りないが、
また、そのおじいちゃんの息子さんが素晴らしい!!お風呂もお勝手も
親父が良い様に作ってくれれば良いんだって〜
なんか。木●様とふれ合っていると 今の世の中で足りないもの教えてもらっているようで、
ホントに自分を顧みる機会が多い。

長くなってしまったけど、今時こんな素敵な親子が居て その親子の夢のお手伝い
させて頂く幸せに 気も やたら引き締まっている。我々です。

ひょんな事から〜勉強させてもらってます。
おじいちゃんとの出会いから、色々学ばせてもらって、
必ず、おじいちゃんが満足してくれる家建てるぞ!!
肝に銘じて やる気満々。お天道様に感謝!!
また 続き書きます。

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